子どもの歯並びが気になる
永久歯が生えるスペースがない
顎が小さいことが気になる
きれいな歯並びになってほしい
口呼吸が気になる
指しゃぶりの癖を治したい
負担を抑えて矯正治療を受けたい
お子様が歯医者を嫌いになってしまうと、「予防」の機会が失われ、健康を維持することが難しくなってしまいます。そのため、当院では、決して無理強いすることなく、お子様のペースに合わせた治療を大切にしています。
最初はお子様が歯科医院に来られただけでも素晴らしいことです。たとえ診療室に入れなくても、お母様のお膝の上でお口の中を見せていただければ十分です。
少しでも「できたこと」をしっかりと褒めながら、お子様の健康を第一に考えたアプローチを少しずつ進めてまいります。
治療後のご褒美やスタンプ帳などを活用しながら、楽しく通っていただける工夫をしていますので、ぜひ一度ご相談ください。
MFT(口腔筋機能療法)は、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。
「舌で歯を押す」「お口が常に空いている」などの癖は、お口周りの筋肉をうまく使えていないために引き起こされます。
お口周りの筋肉のバランスや呼吸、姿勢の悪さを放置しておくと、歯並びやかみ合わせが悪くなることがあります。MFTを行うことで鼻呼吸を促し、歯並びを悪くする根本的な原因を取り除いて、きれいな歯並びと整ったかみ合わせをめざします。
子どもはもちろん、大人もMFTを実践するとお口の環境が整い、矯正治療がスムーズに進みやすくなるとされています。(出典:日本口腔筋機能療法(MFT)学会「MFTに関するQ&A」)
当院ではMFT専用のトレーニングルームを設けており、矯正治療とMFTの両方を並行して行っていきます。歯科衛生士と一緒にお口のトレーニングを行い、ご家庭ではお渡しするトレーニングシートを活用して継続しましょう。
子どもの矯正治療は、顎の成長を利用して永久歯がきれいに生え並ぶための土台作りを行う「一期治療」と、永久歯にすべて生えかわった後に、歯の位置を整える「二期治療」に分かれます。
当院では一期治療、二期治療の両方に対応しています。当院での一期治療後に二期治療へ移行する場合は、一期治療でかかった費用を二期治療に反映しておりますので、比較的お安く二期治療を受けていただくことができます。
二期治療では、成人と同じ矯正治療を行います。ご相談の上進めますので、ご安心ください。
子どもの矯正治療は、顎の成長に合わせて歯が自然に並ぶスペースを確保するため、抜歯などを避けながら身体の負担を抑えて治療を行うことができます。また、歯並びの悪化は癖や習慣が大きく影響するため、早期に習慣を改善することが重要です。
MFT(口腔筋機能療法)を取り入れることで、舌や唇、頬の筋肉を正しい位置に導き、健康によくない習慣を修正することに繋げます。
また、幼少期から歯科治療を受けることで歯医者への抵抗感がなくなり、定期的な通院習慣を身につけることができます。年齢を重ねても健康な口腔環境を保つため、子どもの頃からの矯正治療は大きなメリットがあります。
歯並びやかみ合わせを悪くする可能性のある癖や習慣について説明します。
指しゃぶり
指で歯の裏側が押されるので、出っ歯になったり、上下の前歯を閉じにくくなったりします。
舌の癖
舌の不自然な動きが習慣化していると、顎に負担がかかって顎の発育に悪影響をおよぼす場合があります。
口呼吸
口で呼吸する癖があると、顔の筋肉や骨格・かみ合わせのバランスが崩れる場合があります。
片側で噛む
むし歯などのトラブルがあると、痛みを避けるために片側だけで噛むようになります。そうすると、顎の筋肉のバランスが崩れ、かみ合わせに悪影響をおよぼします。
爪やくちびるを噛む
爪やくちびるを噛む癖があると、前歯がくちびる側に押されるため、出っ歯になることがあります。
ほおづえをつく
ほおづえをつくと、頭部の重さが一点に集中してかかり、顎の成長に悪影響をおよぼすリスクがあります。
癖や習慣は歯並びだけでなく、お口の機能や心身にもさまざまな影響をおよぼします。
口腔環境への影響 | 歯が重なり合うと歯磨きがしにくく、汚れが残りやすいため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因にもなります。 |
---|---|
かみ合わせ・顎の負担 | かみ合わせが悪いと顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。また、食べ物をしっかり噛めず、消化不良や胃腸への負担につながることもあります。 |
発音や嚥下(のみ込み)の機能への影響 | 歯と歯のすき間が空いていると、空気が漏れて「サ行」「タ行」などの発音に支障をきたす場合があります。また、舌が適切な位置(上顎の前歯の後ろ部分)にないと、のみ込みにも影響をおよぼします。 |
見た目へのコンプレックス | 歯並びが気になり、人前で話すことや笑うことに抵抗を感じることがあります。また、口元の印象が変わり、コミュニケーションに影響を与えることもあります。 |
全身の健康への影響 | かみ合わせのズレは首や肩のこり、姿勢の歪みを引き起こすことがあります。さらに、筋肉が緊張しやすくなり、頭痛や腰痛などの原因にもなります。 |
Before
After
年齢 | 8歳 |
---|---|
治療方法 | インビザライン・プレオルソ・MFT |
治療期間 | 2年 |
治療費用 | 440,000円(税込) |
リスクと副作用 | 矯正治療中は歯周病やむし歯のリスクが高まることがあります。また、装置に慣れるまで違和感や痛みが出る場合があります。装置の破損などのトラブルが発生することもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。 |
Before
After
年齢 | 9歳 |
---|---|
治療方法 | 床矯正・プレオルソ・MFT |
治療期間 | 2年 |
治療費用 | 330,000円(税込) |
リスクと副作用 | 矯正治療中は歯周病やむし歯のリスクが高まりやすく、装置の破損などのトラブルが発生することもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。装置に慣れるまで違和感や痛みが出る場合があります。 |
初めに問診票にご記入いただき、問診票をもとにさらに詳細にお聞きしていきます。
お子様の歯並びやお口に関する不安や悩み、癖や習慣、ご要望などを保護者の方に詳しくおうかがいしますので、ご来院の前にお子様の癖などをよく観察していただけると診療に役立てることができます。
わからないことや気になることがありましたらご質問ください。
歯並びやお口の中のチェック、セファログラムによる顔面・頭部のレントゲン撮影、歯の型取り、姿勢、お顔の写真や動画の撮影などを行います。
口腔機能発達不全症(食べる・話す・呼吸などのお口の機能が十分に発達していない状態)の検査も実施します。
歯の型取りは口腔内スキャナーを使用しますので、粘土のような印象材をお口に入れる必要はありません。
検査結果をもとに歯並びやかみ合わせ、お口の状態、姿勢・呼吸などの口腔機能などの評価を行い、評価シートにもとづき、現在の状態や治療計画についてご説明いたします。
その際、治療のゴールや治療内容、治療費用、治療期間などを詳しくお伝えいたします。
お子様の矯正治療やMFTは、お子様とご家族様、歯科医院と一緒に進めてまいりますので、不安な点などがありましたら些細なことでもお尋ねください。
MFT専用のお部屋で歯科衛生士と一緒に遊びを通じながらお口の使い方や舌の適切な位置、呼吸、姿勢などを練習していきます。
歯科医院で一緒に練習を行い、その後はトレーニングシートをお渡ししてご家庭でも取り組んでいただきます。通院頻度は1ヶ月に1回程度ですが、習慣づけるために少なくとも9回は通院していただく必要があります。
お子様が楽しみながら取り組めるように、トレーニング後にはファイルにシールを貼り、達成感や取り組んだ結果を楽しみながら進められるように工夫を凝らしています。
お子様の顎や歯並びの状態に合わせて機能的顎矯正装置(プレオルソ)、筋機能矯正装置(マイオブレース)などを用いて矯正治療を開始します。
どちらも取り外しが可能なマウスピース型矯正装置であり、食事や歯磨き時は装置を外していつも通りに行っていただけます。
永久歯の歯並びやかみ合わせを評価し二期治療の必要がなければ一期治療で終了です。
二期治療が必要な場合は、マウスピース型矯正装置「インビザライン」やワイヤー矯正での治療に移行します。
インビザライン・ファースト公式ページはこちら
矯正治療終了後は、歯並びやかみ合わせを安定させるために保定装置を装着します。定期的に歯科医院に通院し、歯並びやかみ合わせのチェック、お口の状態のチェックを継続します。
大人の矯正、小児矯正歯科はこちら