コラム COLUMN
インプラントにも歯周病のリスクが!?インプラントの寿命を延ばすためのポイントとは
こんにちは。
和泉市の歯医者【中塚歯科クリニック】です。
インプラント治療をしたら、なるべく長持ちさせたいですよね。
インプラントはむし歯にならないと思っているかもしれませんが、毎日のケアが不十分だと歯周病のような「インプラント周囲炎」になる可能性があります。
今回は、インプラントの寿命を延ばすためのポイントについて解説します。
インプラントも歯周病になるって本当!?初期症状は?
インプラントの歯は人工の被せ物なのでむし歯になることはありませんが、インプラントの周囲から炎症が広がり「インプラント周囲炎」を起こすリスクがあります。
磨き残しなどの歯垢(プラーク)が原因で、インプラントと歯ぐきのすき間に歯垢が溜まると、歯ぐきに腫れや出血などの炎症を引き起こします。
次第に、インプラント周囲の歯ぐきや、インプラントを支える歯槽骨までも溶かし、せっかく埋め込んだインプラントが抜け落ち、撤去しなければならないことも。
初期段階では、歯周病と同様に自覚症状があまりなく、気づかないうちに進行することが多いため、定期的な歯科でのメンテナンスが大切です。
インプラントは一生もの?寿命は?
費用が高額だから、インプラントは一生もの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
インプラントは10〜15年使用し、90%以上の方が問題なく使用できているといわれていますが、メンテナンス次第ではより長い期間使えるものです。
出典:厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」‐歯科インプラント治療のための Q&A‐インプラントの寿命について より
実際に、近代インプラントの先駆者であるブローネマルク教授のインプラント治療を初めて受けた患者様は、亡くなるまでの41年間使用できたという報告があります。
インプラントの寿命を延ばすにはセルフケアとプロケアのダブル予防を
インプラント周囲炎は、予防できるものです。
毎日の丁寧なセルフケアと、定期検診でプロによるクリーニングのダブル予防でインプラントを長持ちさせましょう。
また、タバコの有害物質により免疫力が低下し、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。
インプラント治療の際は禁煙し、生活習慣も見直しましょう。
和泉市の【中塚歯科クリニック】では、担当衛生士制でお口の状況をしっかり把握しながらメンテナンスを行なっています。
インプラント治療後も、長くお使いいただけるように環境を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
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